株式投資で損をしたら?対策法と学生におすすめ投資方法を紹介

 

 株式投資を始めると「株式投資をして損をしたらどうしよう」「損失が出たらどう対応したら良いのだろう」という悩みを抱えたことはないでしょうか。株式投資をすると損をする可能性はもちろんあります。しかし、株式投資で損をした時の対策や注意点をしっかりと把握すれば、ローリスクで投資を続けることが可能になります。

 本記事では、株式投資で損をした時の対策や注意点、学生におすすめの投資方法を紹介します。

 

目次

1株式投資で損をする理由3選

 1.1欲を出しすぎる

 1.2損切りができない

 1.3人の意見で決める

2損失を出さないための注意点3つ

 2.1企業をきちんと調べる

 2.2利食いラインを決めておく

 2.3余剰資金以上に投資しない

3損失が出た時の対処法2つ

 3.1損切り

 3.2ナンピン買い

4学生がやるべき投資スタイル2選

 4.1長期運用を目的とした投資

 4.2ミニ株、米国株投資

5まとめ

 

 

株式投資で損をする理由3選

 株式投資で損をする理由は様々ですが、初心者が損をするパターンは概ね決まっています。その中でもよくある理由を3つ紹介します。

 

欲を出しすぎる

 株式投資を始めたばかりは、損を怖がる気持ちは誰にでもあるでしょう。一方で、絶対に利益を上げたいという気持ちが勝るときがあります。そんな時に、冷静な判断ができず、多くの金額を投資してしまい、結果的に損をしてしまうことがあります。

 

損切りができない

 損切りができないと、損失が多額になってしまう場合があります。株価は常に変動しているので、どんな投資家でもマイナスになってしまう局面が出てくることは日常茶飯事です。投資経験が豊富な方や優秀な投資家は「マイナスがここまで出たら絶対に売る」という基準を決めています。これが損切りです。投資経験が浅いと、この損切りができずに、「もう少し待てば上がるかも」という感情に流されて損をしてしまいます。

 

人の意見で決める

 投資を始めたばかりの頃は、どの株を買っていいか分からないものです。そんな時に、ネットの情報や誰かが言っていたことを鵜呑みにして投資をしてしまうと損をしてしまいます。他の人が買うタイミングや投資スタイルが必ずしも自分自身と合うかはわかりません。自分で調べ、どのタイミングで買うかは自分で決めましょう。その時、多少の損失が出ても、自分で調べて買うことを決めた経験が今後に繋がります。




損失を出さないための注意点3つ

 株式投資で損を出さないようにするために、事前に注意するポイントは主に3つあります。

 

企業をきちんと調べる

 当たり前の話ですが、投資する企業の情報をきちんと調べましょう。めんどくさい部分にはなりますが、事前にきちんと調査をしていないと「あの時調べていたら…」と後悔することになります。企業について調べることは、投資以外にも就職や転職の時に役立ちます。

 

利食いラインを決めておく 

 利食いラインとは、「いくらの利益が出たら利確する」と予めきめておくことです。株式投資をして、利益が出た時はもっと利益がほしいという欲求に駆られるのが人という生き物です。「もう少し、もう少し」と思ううちに、株価が下がり、満足な利益を得られないパターンも多くあります。

 

余剰資金以上に投資しない

 余剰資金以上に投資しないことは、徹底したほうが良いです。一度、うまくいくと、多くのお金を投資したくなる気持ちはわかります。しかし、調子に乗って多額の投資をした結果大きな損失につながってしまう場合があるので注意が必要です。




損失が出た時の対処法2つ

 株式投資で損失が出た時の対処法を紹介します。何事も失敗はつきものです。冷静に対応をして、損失を最小限に抑えましょう。

 

損切り

 対処法1つ目は、損切りをすることです。損失が出た時に、「どれぐらいの損失が出たら絶対に売る」と決めておくことで、最小限に損失を抑えることができます。損をしたくないという気持ちはあることは承知の上で売ることを頭に入れておいてください。一般的には、株を買った時の株価の5~10%の損失が出たら損切りします。

 

ナンピン買い

 ナンピン買いは、株価が下がった状態で株を買い増すことで、平均購入株価を下げることです。例えば、1000円で100株購入した株が900円になった時に100株買い増しをすると、1株あたりの平均購入株価は950円になります。1000円から950円に下がったので、買った株が上昇すれば、利益は出やすくなるという仕組みです。買い増しをしても株価が下がり続けた場合は、損失が大きくなるため注意が必要です。



学生がやるべき投資スタイル2選

長期運用を目的とした投資 

ここまでの説明を読んで「やっぱり損するのは怖い、でも株式投資をやってみたい」と思った方は、長期運用を目的として投資を行いましょう。主に、投資信託という商品を買うことになりますが、安定性のある巨大企業を買うのもおすすめです。学生のうちから長期にわたる投資を行うことで、利回りが多く得られます。

 

ミニ株、米国株投資

 個別の株に投資をしてみたい学生は「ミニ株に投資する」「米国株を買う」ことをおすすめします。ミニ株とは、1株か1株以下の単位から買えるようになっている株式のことです。本来、日本株に投資をしようと思うと、1単元(100株)からしか投資ができません。5000円の株価なら50万円必要です。この金額を学生が準備するのは難しいでしょう。ミニ株なら、少額から個別に投資をすることができます。数千円~数万円の利益が出ることもあるのでお小遣い稼ぎになるかもしれません。米国株はもともと1株から買えるようになっています。この投資に慣れたら、少しずつ投資する金額を増やしていきましょう。

 

まとめ

 ここまで、株式投資で損をした時の対策や注意点、学生におすすめの投資方法を紹介してきました。これからの時代の資産形成の要となる株式投資ですが、一歩間違えると損失が大きくなってしまいます。利食い損切りラインをしっかりと定め、感情に流されない投資を心がけましょう。最初は難しいかもしれませんが、就活にも役立つので一石二鳥です。株式投資は長期戦なので、焦らず無理せず続けていきましょう。